【1】おまとめローン審査でチェックされる5つの基本要素
おまとめローンの審査では、主に以下の5つの項目がチェックされます。
1. 年収
返済能力の基本指標として最も重視されるのが年収です。一般的には借入総額が年収の1/3以内に収まっていることが望まれます。
2. 勤続年数
正社員での長期勤務はプラス評価です。勤続年数が1年以上あると信頼性が高まりやすいですが、契約社員やパートでも安定収入があれば通るケースもあります。
3. 借入件数・総額
既に多くの金融機関から借り入れている場合、借入件数3社以上や総額が高額であることはマイナスに働きます。
4. 信用情報
延滞歴や債務整理の履歴がある場合、審査通過は難しくなります。JICCやCICなどに登録されている信用情報がチェックされます。
5. 雇用形態
正社員が最も有利ですが、**安定した収入があればパート・アルバイトでも審査通過の可能性はあります。**ただし、フリーランスや無職の場合は厳しい評価を受けがちです。
【2】審査に「通る人」と「落ちる人」の違い
審査に通る人の特徴
- 借入件数が2件以内
- 年収が300万円以上かつ勤続1年以上
- 他社での延滞・滞納履歴なし
- クレジットカードの支払いも期日通り
- 申込情報に一貫性があり、虚偽がない
審査に落ちる人の特徴
- 借入件数が4社以上、総額が年収の1/2を超えている
- 過去に債務整理・自己破産・長期延滞歴あり
- 収入が不安定(アルバイトでも収入が低い、変動が大きい)
- 同時に複数社に申し込んでいる
- 申告内容と信用情報に相違がある
【3】信用情報に不安がある場合の対策法
「過去に延滞したことがある」「カードの引き落としができなかったことがある」など、信用情報に傷がある方は、以下のような対策を行いましょう。
◼ 信用情報の開示
まずはCICやJICCで情報開示請求を行い、自分の信用情報を把握しましょう。Web申込で即日確認できる場合もあります。
◼ 延滞情報の解消
延滞が残っている場合は、速やかに全額を支払って完済しましょう。完済してから5年間は記録が残るため、完済後すぐに回復するわけではありませんが、改善の第一歩です。
◼ 借入件数の整理
件数が多いほど審査に不利になります。借入の少額なものから優先的に完済して整理していくことをおすすめします。
◼ クレジットの使い方を改善
クレカのリボ払い、キャッシングの過度な利用は避け、ショッピング枠も利用額を抑えて毎月きちんと返済する習慣をつけましょう。
【4】銀行と消費者金融の審査の違いと選び方
銀行系おまとめローン
- 金利が低い(1.5〜8%)
- 審査が厳しく、時間もかかる(1〜2週間)
- 信用情報・職業・収入に厳格
- 総量規制の対象外
→ 銀行は信用重視。信用情報に不安がある方や年収が低い方には不向きですが、条件を満たせば最も有利な借り換えが可能です。
消費者金融系おまとめローン
- 金利が高め(6〜18%)
- 審査が柔軟でスピード重視(即日審査も可)
- パート・アルバイトでも可
- Web完結型の商品が多い
→ 審査に不安がある方は、アイフル・プロミス・レイクなどの消費者金融系を中心に検討するのが現実的です。
【5】審査通過率が高いローン会社の傾向と口コミ
以下は、比較的審査に通りやすいとされるおまとめローン会社です。
◼ アイフル「おまとめMAX」
- 対象:アイフル利用経験者
- 特徴:Web完結、審査は最短即日
- 評判:審査が柔軟でパートでも通ったという声が多い
◼ プロミス「おまとめローン」
- 対象:新規利用者もOK
- 特徴:初めての方でもOK、借入件数が多くても柔軟対応
- 評判:契約から借入までが早い、スタッフ対応が丁寧
◼ レイク「レイクdeおまとめ」
- 対象:主婦・アルバイト可
- 特徴:最短60分融資、Web完結
- 評判:審査結果が早く出て安心感がある
【6】申込前にやっておくべき準備と行動
審査を通過しやすくするために、申込前に以下のような行動を取っておくと有利です。
◼ 借入状況の整理
現在の借入件数と金額を表にまとめ、整理可能なものは先に返済しておきましょう。
◼ 信用情報の事前チェック
先述のとおり、自身の信用情報を必ず確認しておきます。情報の誤記がある場合は、修正依頼も可能です。
◼ 必要書類を準備しておく
本人確認書類(免許証・マイナンバー)や収入証明(源泉徴収票・給与明細)をスキャン・PDF化しておくと申し込みがスムーズです。
◼ 申込みは1社ずつ
短期間で複数社に申し込むと「申込みブラック」となり審査に影響します。間を空けて1社ずつ丁寧に申込みましょう。
まとめ:事前準備と冷静な対応が審査通過のカギ
おまとめローンの審査は「通るかどうか」よりも、「通るための準備ができているか」が重要です。信用情報を把握し、自分の返済能力に見合った申込先を選び、慎重に行動することで、審査通過の可能性は確実に上がります。
不安があっても、柔軟な対応をしてくれる金融機関も多くあります。本記事で紹介した知識と対策を活用し、安心しておまとめローンを申し込んでください。
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