自己破産とは

自己破産とは、単純に言えば全財産を失うことです。自己破産はお金が無くて返済しなければならないのに返済ができなくなり、お手上げの状態になったということです。

食べていくだけの生活費もままならず、どこからもお金が入ってくるあてが無く、売れる物はすべて売り尽くした状態ではどうにもなりませんから、その人は自己破産宣告をします。

実際にはそこまで行かなくても自己破産を申立てますが、それは経済的に借金の返済までは手が回らない時で、多くの場合、自己破産を申し立てるのは、全財産が無くなる前です。自分は財産が無く、仕事はしていても収入は生活をするのにぎりぎりで、とても借金の返済はできないという時に、その借金をチャラにしてもらうために自己破産を裁判所に申し立てます。

裁判所ではその申立て人の事実関係を調査し、それが事実だと確認をすると、すべての債権者に債権放棄を打診して、同意をとりつけます。こうなればすべての借金の返済をしなくても良くなりますが、自己破産をすると新たな借金は当分の間できなくなります。